11/15(日)に木村拓哉のラジオ「FLOW」にゲストでクリーピーナッツが出演しました。今月のゲストとして4週に渡りCreepy Nutsがゲスト出演しています。これで3週目でした。
では、そのラジオでの様子をお伝えします。
キムタクに語ったcreepy nutsが影響を受けたラジオはRHYMESTERの「WANTED!」
まだR-指定が中学生の頃、大阪に住んでいてバスケを頑張っていた。その時に聞いていたのが、
RHYMESTER(ライムスター)の「WANTED!(ウォンテッド)」でした。そのラジオの中で、衝撃を受け、ツタヤにCDを買いに行くという流れだったようです。当時はアルバムなんて、高級品だから中々買えず、月に1枚のシングルのみ。すなわち聞けるのは月に2曲。そんな状況だったようです。
その頃、遠く離れた新潟でも同じラジオを聴いていた人がいました。それが、DJ松永。
時を同じくして、遠く離れた2人が同じラジオを聞いていた、という運命的な奇跡!さらに、DJ松永も、ラジオを聴いてはツタヤに走るという同じルーティンだったようで、そこも共通点でした。
ちなみに、そのライムスターのラジオとは
「WANTED!」は、TOKYO FMをキー局に放送されていたもので、2005年4月4日から2007年3月29日まで放送されていたラジオ番組です。RHYMESTERは月曜日を担当していました。時間帯は毎週月曜 深夜 27:00-29:00とかなりの深夜帯。当時はラジコのようなタイムフリーもないので、リアルタイムで聴いていたに違いないですが、こんな深夜にラジオを聴いて、火曜日学校に行けていたか、心配になりました。
DJ松永が、MCとして歌うことよりもDJを選んだ理由
DJ松永がライムスターのラジオに影響を受け、ヒップホップをやろうとするも、ラッパーではなく、DJを選んだ理由ヒップホップはカッコいいけど、ラップするのはなぁ、、、というものでした。
目立ちたいけど、恥を恐れるDJ松永らしい決断でした。
人前でラップをするのは恥ずかしいこと!?
ラッパーという存在になることが恥ずかしいということではなく、ラッパーとしてマイクを持って歌うことが恥ずかしい。また、歌詞を書くということ自体が恥ずかしいし、さらにその自分の書いた歌詞を、人前で歌うなんて恥ずかしい!と、今まさに隣にいるRー指定のしていることを全否定するようなコメントをしていました。
それでもヒップホップがやりたいDJ松永は「下に下げたところにDJがいる!」「ラッパーの横で、涼しい顔してDJしてたら、よりクールでカッコいいんじゃないか」と思ってDJをやることにしたようです。
DJ松永が世界一のDJになるまでの奇跡
世界一のDJと呼ばれるようになったのは、2019年、世界最大のDJの大会DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPSで優勝したからです。DMCは、スクラッチが異常発達した文化だそうです。音楽で売れることと、DMCを優勝することは全然別物とされるほど、マニアックな世界になっており、世界大会にいた人たちは皆、仙人みたいな人ばかりだったとDJ松永も語ってました。4分間という短い時間の中で、ルーティンと呼ばれている演目をする。そのためだけに、日々研究し練習しているDJ達が戦うそんな大会なようです。
「DJが上手いというアイデンティティを身につけるためにDMCを目指した。」それがきっかけだったようです。
「日本3位の松永さん」と紹介されるのがしんどかったDJ松永
「2009か2010が初エントリーだった。」とスタートを語るDJ松永。
初エントリーから時を経て、2017年には日本3位となる。「日本3位の松永さん」と紹介されるのがしんどくて、体調崩すくらいしんどかったようで、どうしても世界一になりたくて、師匠と練習する日々が続いたようでした。最上志向がとても強いことが伝わります。こうして高みを目指す人だからこそ、多くの人を魅了しているのだと思います。当時を振り返って、Rー指定も、「日本一になって、世界を目指していたころの松永の進化はすごかった。」と語っていました。
DJ松永の師匠とは?
同大会の2006年のチャンピオンがDJ松永の師匠ですが、現在は魚沼産コシヒカリを作っている農家を営まれているようです。元々センスのある天才タイプ、尚且つ努力もされる、それこそ仙人のような人で、携帯の電波が届かないほどの田舎に住まわれているそうです。そんな師匠から、DJ松永はDJプレイを学び、DMCで勝つための教えを乞うていたそうです。
「師匠は、農家の長男で、農家を継ぐ以外の選択肢のない方で、いまは隠居している。」という話をすると、パーソナリティの木村拓哉が「新潟にヨーダがいる」と表現していました。
Rー指定 人生の一曲 RHYMESTER「ザ・グレート・アマチュアリズム」
ヒップホップといえば、悪い奴やの音楽、というイメージが強かった当時、不良じゃなくてもヒップホップやっていいんだぞ!と背中を押してくれた一曲で、これが人生を変えるきっかけになったそうです。
ノイズだらけの アナログレコード 回れば本気モード
シャベクリ倒す こちとらシロウト 気にしねぇ トチろうと
スタイルはスレスレ 非合法ぐらいの逆転の思考法
偉大なるアマチュア ドシロウト 止まらない初期衝動
「止まらない初期衝動」という言葉。今もまさにラップを始めた頃の熱い思いを忘れないR-指定ならではのチョイスでした。
まとめ
クリーピーナッツのお二人に大きな影響を与えたのは、ライムスター。そして、DJ松永の師匠は米農家さん。さらに、DJ松永はとてつもなく負けず嫌いである、ということがとても伝わるラジオでした。
木村拓哉「Flow」の11月にゲストとしてクリーピーナッツが登場します。次回は11月22日(日)11:30〜11:55TokyoFMにて放送されますので、そちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
コメント