11月22日23:00~23:55テレビ朝日系で放映されました「関ジャム 完全燃SHOW」にクリーピーナッツが出演しました。日本語ラップ日本一のR-指定と、世界一のDJ:DJ松永、そして解説役として松尾潔が登場。
松尾さんの解説がわかりやすくDJ松永がしゃべる幕がないところどころか、スタジオで観客として聞き入ってしまったほどだったようです。その様子や解説などについて、お伝えします。
松尾潔が選んだ日本語ラップ名曲集
まずは、松尾潔(まつおきよし)さんさんが、日本語ラップの名曲を紹介しました。
1.Rin音(りんね)「snow jam」(2020)
1998年生まれの新世代ラッパーです。この曲は現役大学生ラッパーが恋人への気持ちを綴った曲で、2020年2月19日にリリースされてからじわじわとロングヒットをし、MV再生回数は1400万回を突破したという、若者の間で流行っている曲です。プロデューサーにはRhymeTubeを、MVの監督には中江 啓太(なかえけいた)さんを迎えた作品です。それだけ力が入っており、ロード・ムービーかのような美しい映像作品となっています。
2.ちゃんみな「Never Grow Up」
「Never Grow Up」のちゃんみなは、日本語・韓国語・英語を操る女性ラッパーです。
3.t-Ace「超ヤバい」
4.YMO「ラップ現象」
YMO「ラップ現象」は、諸説あるが日本のメジャーシーンで初めてのラップだという。
5.小沢健二 featuring スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
小沢健二 featuring スチャダラパーの「今夜はブギー・バック」は、50万枚超のヒットでラップの認知度を高めた。小沢健二は当時「オザケン」と呼ばれ、渋谷系のアイドル的なアイコン的な存在でした。そんな彼が、レコード会社もジャンルも違うスチャダラパーとコラボするなんて、話題になりまくりました。しかも、オザケンメインの”nice vocal”バージョンと、スチャダラパーがメインの”smooth rap”バージョンの2枚が同時にリリースされたこともあり当時は話題になりました。
ちなみに、スチャダラパーのBOSE(ボーズ)はガチャピンやムックが出ている「ポンキッキーズ」にレギュラーで出演されています。HIPHOPの人が完全にお茶の間に馴染んでいたことも懐かしいですね。
6.EAST END×YURI「DA.YO.NE」
EAST END×YURI「DA.YO.NE(だよね)」は初のミリオンセラーを記録。この曲を発端として、全国展開したことは忘れてはいけない日本のHIPHOP史に残る横展開だと思います。「 SO.YA.NA.(そやな)」や「DA.BE.SA(だべさ)」「DA.CHA.NE(だちゃね)」「SA.TA.I(そーたい)」「DA.GA.NE(だがね)」「HO.JA.NE(ほじゃね)」ご当地ソングとして、各地方の良さやあるあるを方言で歌う。かなり時代を先取っていたのではないでしょうか。
7.Dragon AshがACO、ZEEBRAとコラボした「Grateful Days」
Dragon AshがZEEBRAとコラボした「Grateful Days」は自身初のオリコン1位を獲得。「悪そうな奴は大体友達」という歌詞が当時私の周りでは間違いなく流行っていました。言いたくなるフレーズですよね。
この曲とは関係ありませんが、ZEEBRAさんの娘さんはNIZIU(ニジュー)のRIMA(リマ)さんです。あのリズミカルなラップは、お父さんからの譲り受けたものなのかと思うと、遺伝てすごいですよね。
8.KICK THE CAN CREW「マルシェ」
KICK THE CAN CREW「マルシェ」は紅白にも出場し、ラップ人気を定着させた。
9.RIP SLYME「BLUE BE-BOP」
RYOーZ(りょうじ)、ILMARI(イルマリ)、PES(ペス)、DJ HUMIYA(フミヤ)、SU(スー)の4MC1DJスタイルのタップグループです。代表曲は「楽園ベイベー」や「BLUE BE-BOP」などがあります。2018年に活動を休止しており、今の小学生に聞かせても「知らない」「聞いたことがない」と言われて、ショックを受けたばかりです。スポンジボブのエンディングテーマを担当していたこともあってのに。ジェネレーションギャップには敵いませんね。夏になったら、どんどんメディアで流れるといいなと思います。名曲ばかりですから。
DJの主なジャンル
クラブDJ、フェスDJ、フロアDJ、バトルDJ、ホームDJなど様々あります。DJと言ったら、ほとんどがクラブDJのイメージなのではないでしょうか。
共通するのは、ターンテーブル2台とミキサーを使って音楽を奏でるということ。しかし、流れてくるものがそのジャンルによって、全然違います。
DJ松永さんは、バトルDJの世界一の大会で優勝されています。大会の映像を見てもわかるように、曲を楽しむようなものではありません。スクラッチやビートジャグリングなどのスキルを「ルーティン」と呼ばれる曲のようなものを演奏するパフォーマンス性を重視したスタイルです。
夏菜が体験したDJプレイ
世界一のDJ松永さんはめちゃめちゃうまいので、見ていると簡単そうに見えますが、同じ機材で実際に別な方が演奏しようとすることで、本当に凄さがわかるというものでした。
今回は、夏菜さんが手取り足取り教わりながらDJ体験をされていましたが、正直、、、でした。そりゃそうですよね。人生初体験でいきなりできるわけがないのですよ。
ラジオにRYO-Z(リョージ)さんがゲストで出演されました
後日談として、このオンエアをたまたま見たRIP SLYME(リップスライム)のメンバーであるRYO-Z(リョージ)さんは、ぶっち切りに褒められているのを見て、昼間から大量にハイボールを飲んで、翌日久しぶりにとんでもない二日酔いになってしまったようです。その様子を2020年12月15日のクリーピーナッツ のオールナイトニッポンゼロにゲストで登場されたときにお話しされていました。
関ジャムの放送の答え合わせのようになっており、RYO-Z(リョージ)さんはリリックをロジカルに考えて書いているのか、感覚的に書いているのか、というお話になりました。テレビの放送では「狙ってこれ作ってたら、すごい。天性の勘で書いてるんだろうな。」とR-指定が話していましたが、この言葉がご本人はめちゃめちゃ嬉しかったようです。というのも、リョージさんは論理的に考えて歌詞を書くというよりも、感覚的に書いているそうです。
RYO-Z(リョージ)さんのラップに特徴は、パーカッシブで、言葉の持つグルーブから派生するラップ。
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