Creepy Nuts野音で日本語ラップ紹介イベント開催!般若・RHYMESTER・リバティドッグスらのセトリ

Creepy Nuts ラジオ番組

緊急事態宣言発動!その直前に滑り込んで開催できたCreepy Nutsはやはり、もっていますね。2021年4月24日(土)に日比谷野音にてCreepy Nutsがイベントを開催しました。毎週レギュラー放送している深夜ラジオのイベントでした。オールナイトニッポン0のレギュラー放送の中で、日本語ラップを紹介するコーナーがあります。それの、リアル版ですね。コロナシフトでの開催なため、チケットは取れず、今回は配信ライブを視聴しました。しかも、今回は「R-指定のメモカード付配信視聴券」にしました。メモカードなしよりも、こちらの方が売れている、とラジオでもお話がありましたが、Rー指定好きなら、悩まずともこちらを買いますよね。カードについては、実物が到着してから紹介したいと思っています。

Creepy Nuts のオールナイトニッポン0 プレゼンツ 日本語ラップ紹介ライブ in 日比谷野音 のセットリスト

1:Creepy Nuts*板の上の魔物

2:Creepy Nuts*合法的トビ方ノススメ

3:LibeRtyDoggs*LIBERTY SIDE

4:LibeRtyDoggs*Rolling stoners

5:LibeRtyDoggs*柄悪いけど

6:般若*INTRO

7:般若*あの頃じゃねえ

8:般若*覚えてる

9:般若*シングルマザー

10:般若*たちがわるいfeat.Rー指定

11:RHYMESTER*Future Is Born

12:RHYMESTER*Back & Forth

13:RHYMESTER*K.U.F.U.

14:RHYMESTER*ONCE AGAIN feat.Creepy Nuts

15:Creepy Nuts*よふかしのうた

16:Creepy Nuts*バレる!

17:Creepy Nuts*顔役

18:Creepy Nuts*Bad Orangez

19:Creepy Nuts*かつて天才だった俺たちへ

およそ3時間にも及ぶ野外イベントでした。

まずはCreepy Nutsは2曲演奏し、会場を温めました。



クリーピーナッツ @野音で魅せたLibeRtyDoggs(リバティドッグス)とは

神奈川県大船市を拠点に活動しているヒップホップクルーです。公式HPなどはまだありません。

メインMCは、Cannabi$(カンナビス)。何と!お誕生日は8月8日。葉っぱの日という、運命なのでしょうか。Rー指定からは「真っ直ぐなラインを放り込む、人懐っこい抜群なメロディセンスメーカー」とベタ褒めされていました。Normar(ノーマー)は、パンチラインメーカー。他にも、OZZa、babe bonito、willoneの5MCを中心にビートメイカー、デザイナー、映像ディレクターなどを含めたクリエイター集団です。ステージでは、DJもいましたがカメラで動画を撮る人、写真を撮る人など様々いました。この日は10名ほどでの登場でしたが、総勢30名程度いるクリエイターグループです。

ノーマーの刺青について解説がありました。左腕には、ボブマーリーの言葉「自分の人生を愛して 愛した人生に生きろ」が彫られていました。また、「16:19」一番テンションの上がる時間だそうです。また、肘には16時の時計の文字盤が彫られていました。何か、深い意味がありそうな顔をRー指定がしていましたが、ちょっとわかりませんでした。

「最高なトップバッター」とCreepy Nutsのお二人が称賛していました。

LibeRtyDoggs「柄悪いけど」のサビにもあるように、まさに「柄悪いけど良い奴ら」

「柄悪いけど」のサビにもあるように、まさに「柄悪いけど良い奴ら」でした。見た目はめちゃめちゃ柄が悪い風格なのに、カンナビスのMCは丁寧で検挙な挨拶が印象的でした。会場のお客さん、スタッフ、クリーピーナッツ 、クルー、そして配信を見ている人に向けてまで丁寧に感謝の気持ちを述べている姿、めちゃめちゃカッコ良かったです。各方面、一つ一つに対する挨拶は、さすが言葉の巧みだと感じました。

Rー指定とカンナビスの出会い、共通点 過去にすでに会っていた!?

Rー指定の出ていた高校生ラップ選手権に、若き日のカンナビスも来ていたことが判明しました。Creepy NutsとLibeRtyDoggs(リバティドッグス)は、このイベント当日が初対面でした。そこで、出てきた話なようです。

LibeRtyDoggs(リバティドッグス)今後のイベント予定

そんな彼らの次のイベントは、6月6日江ノ島のオッパーラだそうです。野音の次が、オッパーラ!?というほど、演者とお客さんがとても近いハコです。

「ここ野音からLibeRtyDoggsは始まる」というカンナビスの言葉が、日本語ラップの歴史に新たなページが書き足されたように感じました。これからの展開が楽しみですが、先日舐達磨が逮捕されたばかりなので、彼らはそういう何かに巻き込まれることなく、アーティスト活動をしてほしいと思います。

「人を傷つけなきゃ、犯罪じゃない」という名言を繰り返し、発言していただけにとても心配になりました。



般若の息子ひびきくんは武道館でDJ松永に憧れている

先日、日テレ系ドラマ「メネシス」にも出演されていた般若さん。Rー指定は、中学の時に般若さんのCDを買って以来、ずっとトリコなほど大好きな方ですが、今では女優さんと共演するたびにメールし合う良い仲になっているというから人生は面白いですね。

日比谷野音でずっとワンマンをやっていた般若さん。そして、初めてクリーピーナッツが日比谷野音に立ったのが、般若の客演。いつかはクリーピー主催のライブに般若さんを呼びたいと思っていた願いが、ついにこの日に実現しました!般若さんにとって、野音はホーム。感慨深いステージとなりました。

大麻反対派として有名な般若さんですが、その曲により見せる顔のギャップがものすごかったです。じんとくるような名曲「シングルマザー」からの「たちがわるいfeat.Rー指定」というセットリストは狂っていると、まだまだ幼い息子さんですら感じたようでした。

般若さんの息子ひびきくんですが、昨年の武道館ライブでDJ松永がステージの下から徐々にせり上がり登場したあの仕掛けに、心動かされたようで、保育園でも将来の夢をDJしている絵を描いていたようです。しかし、DJ松永をリスペクトしているのかというとそうでもないらしく、ターンテーブルのところで、「ち◯こ出せ」とか言われたようです。発想が、とても可愛らしいですね。

そんな般若さんに次のステージは、5月22日りきリキッドルームでのワンマンライブです。緊急事態宣言が延長され、イベントが中止にならないことを切に願うばかりです。

Creepy Nutsが中学生の時から憧れるRHYMESTER(ライムスター)と野音で共演

RHYMESTERといえば、繰り返し公言されているように、Creepy Nutsが中学生の時、新潟と大阪、場所は離れていたものの同じラジオを聴いていた、という昔から大好き、いや尊敬しまくりなアーティストです。

RHYMESTERから影響を受けたヒップホップシーンのアーティストは数知れず。例えば、リップスライムやEAST ENDなどなど。しかし、「リップスライムのファンは俺たちRHYMESTERのこと知らなかったよ!」と暴露されていました。なので、こうしてCreepy NutsのようにきちんとRHYMESTERの影響を受けて音楽やってます!と公言するのはすごい!と称賛されていました。

RHYMESTER「オマエらのRoots(ルーツ)はあくまでオレだとは言っておきたいぜ!」という歌詞に対するRー指定のアンサーバース

「Future Is Bom」の曲の中での印象的な歌詞

「オマエらのRoots(ルーツ)はあくまでオレだとは言っておきたいぜ!」

というフレーズを繰り返し歌っているRHYMESTERが印象的でした。まさに、Creepy Nutsに向けられたメッセージでした。

それに対して、「ONCE AGAIN 」の中でRー指定がアンサーバースを歌いました。即興ラップとは思えぬ、素晴らしい文脈ラップに宇多丸さんも称賛されていました。





クリーピーナッツ 日本語ラップ@野音まとめ

日々TVに登場しているCreepy Nutsのような片足バラエティに突っ込んでいるようなアーティストでも、しっかりとイベントで音楽的活動でも人々を魅了している姿が、ますますファンは増える所以なのだと思いました。また、RHYMESTERがいうように自分がお世話になったアーティストを自分たちのファンに伝え、見せること、そしてこれから出てくるであろう若手も紹介するという感謝の気持ちや人を応援する気持ちが、さらなるCreepy Nutsの魅力になるのだと感じました。これからの時代は、「俺が!俺が」よりも誰かを応援する、そんな姿勢が大切なのだと、このイベント見ていて胸熱でした。

今回の野音でのイベントは、今後の日本語ラップ史に残る貴重な会でした。こりゃきっと、DVDになるな!最後に撮影されていた、集合写真もヒップホップイベントらしからぬ感が逆に良かったです。

あとは、カードが届き次第、それについてお知らせします。本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

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